君と逢える約束の場所 Chapter4-3

ティナ:「たける、たける、大丈夫?」

たける:「アッ!ハイ…。」
ティナ:「明日なのだけど、あなたのお父さんから、
昔、言いつかった未来の分離の解決法についての、私たちの研究成果を見てほしい…」
たける「アァッァ…ハ…イ…」

ティナ:「朝、研究室で…」

そう言って、ティナは行ってしまった…
ちょっとさびしかった…。

もう恋してる?……… のか………。

次の日、研究室
ティナと勉強たける

ティナ:「私または自分(分離)が存在してると思うから、それを守ろうと、
未来の人々は必死に防衛し、争い、戦い、策をねり、不安となっていると思う…。
だから、未来は、苦しみの世界となってしまってる…。どう…。」

たける:「あるはずの自分を防衛するために、
本当は存在しない自分、私……のため、悩み、苦しんでいるということ…?」

ティナ:「きっとそう…。一体の私たちには分離がなくて、すべてがひとつなので、野心が起きてこない…違う?」

たける:「そうか~。分かたれてないことは、自我エゴがないということか~。
すべてがひとつにとけている…そこから突起した自己がないのか~。
守りたいと思う自己がない。イコール、怖くない…。
そして、自我の野心や念望もない。自分のことはどうでもいいとなるのかぁ…。
安らいでいる…争う必要がない…いないのだから当然。
でも、敵と味方、自分と他、そう信じてる未来人。
それゆえに、僕たち未来人は、分かたれ、自我防衛のため、殺し合う…ってこと?」

ティナ:「そうかも…。」

たける:「大変なことだ…どうしよう…そう思うのも、自我の防衛か…防衛か…。」

ティナ(村の人、研究を共にしている仲間たちへ):「みんなはどう思う?…」

男の人ウェル:「たけるさんにお聞きしたいのですが、
本当に未来の人々は争いあうと呼ぶ、戦いと呼ぶ、傷つけ合いをしているのでしょうか?…」

たける:「ハイ、みな苦しんでいます。疑心暗鬼の中…傷つけあっています…。」

ウェル:「そうですか…とても悲しいです…残念です…やはり本当ですか…」
村の人々は一様に動揺した…。
それを見たたけるは、違った意味で動揺した…。

たける(ひとりごとのように):「彼らは、未来の僕たちと、まったく違う…。分離を知らない、いや、信じられないのだ…。」

たける:「傷つけられるとき…いや、そうなりそうな時…
もし、一体のこの世界を知っていたなら、人はどうするだろう…僕は、どうするのか…。」

ティナ:「傷つけるということは、一体を知らないという罪となる…
それでも、傷つけられても応戦しないのは、一体を知っているあなたのように、愛を知ってしまった…
人のように、と わ に 愛しさのなかにい る …。ち が う …?」

たける:「そうだね……」
僕は、あまりの悲しみで、いや…愛しさで…たぶん…そこに立ち尽くしていた…。

つづく…。

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