君と逢える約束の場所 × チェコ ナショナル交響楽団

MARTH原作・音楽・脚本・監督 アニメーション 「君と逢える約束の場所」DVD・サウンドトラックCD発売記念特集記事

「君と逢える約束の場所 」の壮大な物語、大スペクタクルファンタジーの世界を表現しているオーケストラサウンド。76人のオーケストラはチェコナショナル交響楽団。チェコ プラハのドヴォルザークホールでホールレコーディングが行われました。ドヴォルザークホールは、音楽の都 チェコ プラハの旧市街にほど近いユダヤ人地区にあり「芸術家の家」の意味を持つルドルフィヌムは、ネオ・ルネサンス建築が美しい音楽公会堂です。そして、そのルドルフィヌム内の施設の一つであるのがMARTHサウンドを幾度となくレコーディングを重ねたドヴォルザークホール。ヨーロッパのコンサートホールの中でも最古の中のひとつであり、残響音がながく素晴らしい音響のホールとして親しまれています。

なぜ、MARTHがチェコでのレコーディングを望むのか…。

それは、ヤンが、MARTHを望むから…

かつて、チェコ・ボヘミア王のもとで真実を語り、「真実は勝つ(チェコ語: Pravda vítězí)」という言葉をチェコの人々へ遺したヤン・フスのように、その志を同じくするヤン・コルツマンがMARTHを心から愛し、彼が長年求めていた、本当の音楽を届けるために、今回も美しいサウンドを紡いでくれているのも、そこに帰結するからであるのでしょう…

ヤン・コルツマンは語ります…

私たちはMARTHをとてもよく知っていますし、彼の音楽や想いを愛しています。自分自身のことで言えば、MARTHの想いとMARTHは私のハートの中で特別なとてもあたたかい場所をしめています。私たちはMARTHとつながっています。私たちはまとまっています。だから、MARTHの想いは地球を超えて日本まで飛び、今、少し病んでいる人類の源を癒すお手伝いができると思います。MARTH、そして日本のすべてのお友達の皆様、よろしくお願いします。ありがとう!


ボヘミアンの愛が流れる美しき地…

定住先を求めず、遊牧民として幸せに 自然と共に誇りをもって生きる、ボヘミアン王国・愛の民の末裔達の地。戦わない生き方を選び、東の地へと長い航海へと旅立った古代ユダヤの人々… 腐敗した文明では生きない自由なスピリットを持った芸術家や音楽家が息づいて来た地であるからなのか、なぜか、MARTHもこの地の人々を愛するのかもしれない…と、そう感じるのです。

サウンドエンジニア ヤン・コルツマン

コルツマンは、チェコ共和国でも最も経験が豊富で尊敬されるサウンドエンジニアの一人である。ポップからクラシック音楽、映画音楽まで様々な音楽制作のスタジオマスターオーディオアコースティックコンサルタントとして、ヨーロッパ、アメリカ日本など世界中のクライアントのためにその優れた技能を発揮している。

76名のオーケストラが奏でる
圧巻のサウンド

曲目

君と逢える約束の場所
神様の夢
ひとつなる夢をみなが見ている
愛の世界に戻れますか
逢いたい

MARTH作・作の全5曲

MARTHが20年近く育ててきたピアニストでありアレンジャーのCELANAが君と逢える約束の場所/逢いたいの2曲のアレンジをMARTHと共に担当し、

ロサンジェルスで活躍する映画音楽のコンポーザーでありMARTHとは25年以上音楽を共につくりあげてきた友人であるDerek Nakamotoが、神様の夢/ひとつなる夢をみなが見ている/愛の世界に戻れますかの3曲を担当致しました。

レコーディングでは、ドヴォルザークホール、ロサンジェルス、日本とオンラインでつなぎ、コロナで渡航が困難な状況でも音楽で言葉も、国境も越えてひとつの作品を創り上げてゆくレコーディングでした。

こぼれ話…
ラストシーンの「やっぱり、行ってみよう、リリ行くぞ!」のBGMを「約束の場所」にするか「逢いたい」にするか。
ここは製作スタッフ総出で検討が重ねられました。サウンドを変えた2つの映像をつくり、「約束の場所 ver.」も「逢いたい ver.」どちらの音楽で映像を合わせても気持ちをぐっと引きつけるシーンであることは間違いほどに感動のシーンとなっていました。

完成版がどうなったかは…ぜひ本編をご覧くださいませ。

待望のDVD & CD 11月1日発売