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デモ音源 「神様の夢」
BGMを流しながらストーリーを
お楽しみください。
お別れのうたげ
僕は、ティナたちが、村のみんなが開いてくれる、お別れのうたげの会場の前に、立ち尽くしていた。
なぜか、入ることが怖かった…。愛でいっぱいなことが、なぜか怖かった…
そして、その時は、それがなぜか、わからなかった…。
父のこと、僕の時代のこと……。
長 :「たけるくん…よく来た…中へどうぞ…。今宵は、君が主役だ……。」
この時代の、少し着飾ったフォーマルなたける…美しきティナ……美しき人々…
突然、壮大な美しき音楽…が、流れる…。
入り口に入ると、村のみながオーケストラになって、奏でてくれている……。みながオーケストラとなってくれて、僕のためなのか‥サヨナラのため?…本当に……
ティナと長と手を取り、会場の中を進む……
みなの目が愛に満ち、僕を包んでくれた……なんてゆう美しさなのか……。
ティナだけ、オーケストラの方へ向かった……。
手が離れ、少しさびしかったが…長も指揮をしてくれた…。
ティナは、こちらを振り返り、突然詩い出した…。
ティナ:「たける、必ず戻ってきて…“神様の夢”を歌います……。」
Lyrics & Music: ティナ
宇宙のはてのはて けして考えてはだめ
なぜならこの世界が 現実でないと知ってしまうから
人は神秘の中 本当は暮らしている
そのことにけして気づいてはだめ 愛が生まれてしまうから
いつも どんな時がきても
君といつまでもとわに 本当は生きれる
悲しさ 苦しみ すべてのものはみな
世界の真実を知らずにいるだけだよ
宇宙は本当は 神様の夢だと
気づいてはいけないよ 愛の世界となるから
君が 本当に 輝く時には
すべてがとわに永遠に 生きると知る時
いつでも 君が悲しむときには
すべてのことを私 消し去ってみせる
神様の夢と みんなが気づくように
すべて伝えて すべてを夢とする
ティナ:「ありがとう…明日、たけるさんは、お父さんの元へ帰ります…。どんなときが来ても、人はみな、ひとつのもの…。もうひとつ歌います…“約束の場所”…あなたのために創りました……」
Lyrics & Music : ティナ
あなたのもとへ いつの日にか
必ず帰る 約束の場所
どんなに 時が 流れたとして
まるで 色あせずに 胸あふれてる
君に 会いたい
いつの日にか 会いたい
遠くても 忘れてない
いつか逢える 約束の場所
あらそいのない 約束の地を
背中で聞いた 幼き日
共に生きれる 時を夢見た
愛しき人の しあわせの笑み
今日も 人はなぜに
傷つけあい 悲しくなるの
いにしえの 遠い昔
人はみんな 愛(ひとつ)であったのに
遠くても 忘れてない
いつか逢える 約束の場所
約束の楽園(ところ)
こんな時を、流れたこともない…。
こんな美しい日を感じたこともない…。
素晴らしい人たちとの出逢い…そして別れ…。
生きててよかったと、本気でつくづく感じた…。
ティナの歌のあと、沢山の人と出会い、語った…。
みなと抱きしめ合い、手をとった…。
ヨミ:「何があっても…愛で生きて…」
ヤン:「どんなときも、すべてがひとつだ…」
エミナ:「とわに愛の中…」
ウェル:「きっと、とわに共にいる…どんなときも…忘れないで…」
レミリー:「一万年はなれても、同じ愛の中にいる…」
ムルテ:「君は僕、僕はいつでも君だ…」
僕は、涙が止まらなかった…
愛しさは本当にある…
僕はそれを体験した…
一体を確信する人々の生を、この目でまざまざと見た…。
父もそうであったろう…。
世界は愛に満ちている…父の友人の世界的建築家が、いつも僕に言っていた…。
エド:そう、この世界は愛です…。世界は、愛でできている…と。
僕は、ティナに見つめられ、ゴンたちに見つめられ、大地、山々、木々、美しきすべてに、空、風、海が語る、本当の言葉で抱かれて、その詩で見送られながら、空へと、光の中、空中を上昇…。昇天していった…。
美しき無私の中、神秘なるプラズマの世界へと戻っていったのだ…。